結婚式・披露宴にパンツスーツ・パンツドレスで出席してもいい?
「結婚式を控えているけれど、パンツスタイルで行きたい!」
そう思っているのはあなただけではありません。
受付や二次会の幹事などを頼まれてしまったり、会場まで時間がかかったりしてドレスや着物姿では自由に動き回れなくて困る・・・という場合がよくあります。
たしかにスカートは動きが制限されるし、40代ともなると足を出したスタイルでは「足が冷える」と感じることもあります。
「足がむくんでいるから足を隠したい」と思うこともありますよね。
でも、結婚式での「パンツスタイルはマナー違反」とおっしゃる方が結構いるようです。
これはどういう理由からでしょうか?
本当にNGなのでしょうか?
[adsense]
結婚式のパンツスーツはマナー違反なの?
結婚式の主役は新郎新婦、その親族です。
彼らは人生の門出を祝うための結婚式・披露宴を執り行うのであり、招待された側は「お祝いの気持ちを届けるために」出席するわけですから、それにふさわしい身なりをするべきです。
新郎新婦ならびにその親族の方々に素晴らしい時間を過ごしてもらうためにも、誰が見ても不愉快にならないようドレスコードをきちんと意識することは大人のマナーとして当然といえます。
結婚式は「準礼装」、カジュアルな式なら「略礼装」の装いをするのがマナーとされています。
どちらの式も、お祝いの席にふさわしいデザインなら「パンツスーツもマナー違反ではない」とされています。
パンツスタイルがふさわしくないのは結婚式が夜になる場合です。
略礼装も準礼装も夜の開催の場合は、昼よりも華やかになるようなドレスやスーツを着るのがマナーです。
また、VIPや格式の高い家柄の結婚式、高級なホテルが会場の場合には正礼装をする必要があります。
親族や身内としてとして出席する場合にも正礼装が大前提です。
つまり、これらの場合にはパンツスタイルは避けた方が良いということですね。
日本で行われる結婚式の場合には、招待される側は準礼装や略礼装で構わないそうです。
(参考:http://www.formal-manner.com/junreisou.html)
結婚式・披露宴でパンツスーツ・パンツドレスを着るなら
「パンツスタイルは『マナー違反ではない』」のですが、それでも出席者の中には「マナー違反なのに」と感じる人もいるかもしれません。
「女性のフォーマルウェアは『ドレス』か『着物』」でしょ」「パンツ姿は作業着だから」という考えの方もいるからです。
結婚式にはあらゆる年代の出席者がいますし、なにかにつけて見えないところで噂話をしたい人もいますよね。
そのため仕事に着ていくような「パンツスーツ」は避けるべきです。
ましてやリクルートスーツなんてもってのほかです。
最近ではパンツスタイルで出席する人もいますし、パンツだからと言って会場から放り出されることもありません。
パンツドレスならカジュアル過ぎない「ドレスに見えるようなパンツスーツ(いわゆるパンツドレス)」が無難です。
でも、ドレスに見えるようなスタイルを選ぶなら「ドレス」を選んでしまった方が早いとは思いますが・・・。
上述のように格式の高い家柄だったり、高級ホテルが式場の場合は最初からドレスや着物を選んだ方が良いでしょう。
足を出すのが不安ならロングドレスまたは着物がおすすめです。
迷うなら「フォーマルのレンタルも」選択肢に
オンライン(通販)で見つけるなら、すでにコーディネートされた状態で紹介されているので、そのまま参考にしてもいいですね。
アクセサリーは、「ゴージャス」と「安っぽい」を勘違いしないように。
上品にまとまるような質の良いものを選びましょう。
「結婚式用だから!」と言い訳して、この機会に、長く使えるよいものを購入しておくのもいいですね。
「それでもどの服装で出席したらいいのか決められない!」
というなら、レンタルしてみてはいかがでしょうか?
レンタルなら、借りたフォーマル服のお手入れの心配は無用ですし、使用後そのまま返却しても大丈夫です。
私もフォーマル服を購入しましたが、ワードローブに吊るしたままで埃をかぶっていることが多いです。
入用になると、防虫剤臭いとか、サイズが合わなくなってきたとか、デザインが古臭くなってきた・・といったことも往々にしてありますよね。
レンタルなら普段は購入できないようなスタイルを試すこともできますし、コーディネートも参考にできるのがありがたいです。
おわりに
個人的にはパンツスタイルでもマナー違反ではないと考えています。
20代の頃から10回以上の結婚式に出席してきましたが、パンツスタイルの女性を何度も見かけたことがありますし、実は、私もパンツで出席したことがあります。
しかしながら、ネットの情報を見ると、
「パンツ姿なんて非礼な服装は見たことがない」
「フォーマルといったらドレスが着物」
とおっしゃる方が何人もおられます。
主役である新郎新婦のために、その場にふさわしくどなたが見ても不快にならないような服装を心がけるのが大切ですね。